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2021/12/01Philosophy

EDP graphic worksはどんな会社? ブランドメッセージから読み解く

オンラインでのコミュニケーションが活発な現代だからこそ、動画広告やブランドムービーなどの映像を通して、人とコミュニケーションをする機会が増えています。私たち、EDP graphic worksが得意とするモーショングラフィックデザインは、デザインを動かすことでそれを可能としています。EDPをよく知るOOAA inc.の大木秀晃様とEDP代表の加藤貴大が、モーショングラフィックデザインの活用の仕方やその可能性について語ります。

使

ーお二人はいつ頃から一緒にお仕事をされているのでしょうか?


EDP graphic works加藤 貴大(以下 加藤)

直接、大木さんとお仕事するようになったのは、2016年ごろからですかね。


OOAA inc.大木 秀晃さん(以下 大木)

そうですね。EDPとの付き合いはもっと前で、、、2009年ごろかと思います。雑誌のクーリエジャポンが、オバマ元大統領就任の日の写真を世界から1000枚ほど集めた写真集を出版することになり、その写真を映像化して1つの作品のように見せるというプロジェクトでご一緒したのが、最初でした。監督を柿本ケンサクさんにお願いしたところ、スライドショーのような表現にしたくないので、モーショングラフィックデザインという手法を使おう!となり。写真集のプロモーションムービーではなく、美術館で流れていてもおかしくないような映像を作ろうと発展しました。そこでEDPというチームを紹介されて、制作プロセスでは直接会うことはなかったのですが、非常に完成度の高い作品となりました。


ー以降、特にお二人は一緒にお仕事をされていますね。


大木

そうですね。今でもまだスタンダートにはなっていませんが、社内プレゼンテーションにモーショングラフィックデザインを本格的に使い始めたのは、僕が初めてではないかと思っています。公にされる映像ではないので、とても贅沢なことをやっているのですが…。


加藤

確かに。大木さんとご一緒するお仕事は、既存の考え方や商品・サービスについてだけではなく、これから世に出る構想の話が多いので、とても面白いです。表現の仕方や訴求するポイントが最初から決まっているお仕事も多いですが、決まりきっていない中で色々と模索するのにもやりがいを感じます。


大木

「これを100%のカタチにしてほしい」という頼み方ではなく、5、6割の生煮え状態で相談して、加藤さんだったらどう調理しますか、と投げかけるような進め方をしています。一緒にディスカッションしながら、新しい視点や考え方を取り入れて、100%の状態を目指していくことが多いですね。

ー映像を見てくださる人に対して、意識していることはありますか?


加藤

映像によって、とにかくインパクトを与えたい、脳裏に焼き付けたい、ビジュアルを見せたい、理解してもらいたい等目的も様々なので、その時々に合わせて脳を使い分けています。


大木

よく私が携わる企業の経営や未来についての話は、説明が複雑で図が難解な場合が多いです。パワーポイントで作るアニメーションには限界がありますが、モーショングラフィックデザインを使うことで伝わりやすくなると感じています。見える範囲や角度を工夫することも画面外からの動きを与えることもできます。加藤さんのすごいところは、単純に動きをつけるのではなく、どんなことを伝えたいのかを一度理解して消化した上で、デザインや動きの順番をトータルで考えてくれるところです。


加藤

動きをつけるだけの作業は誰でもできるので、見るひとが直感的に理解できるようにするという部分は常に考えていますね。

ー今回、EDP graphic worksのブランドメッセージを大木様と一緒に作成しました。どんな思いが込められているのでしょうか?


加藤

もともと、会社の方針を明確に言語化したものがありませんでした。僕が代表になったという節目でもあり、新しいスタートを切るためにも、何か指針になるものが必要だと思ったことがブランドメッセージを考えるきっかけでしたね。そこで、予てからチームとしてお仕事をしている大木さんにご相談したんです。ミッション・ビジョン・バリューという区分を分けて決めるよりも、メッセージとして1つにしてしまった方が理解がしやすかったので、今のブランドメッセージにまとめています。その過程で大木さんにも色々とアドバイスいただきました。

私たちがモーショングラフィックデザインを武器に映像を作っていることは、ありがたいことに広告やクリエイティブなどの業界内での一定の認知はあります。ただ、何のためにこの仕事をしているかは明言していなかったので「人々の生活のため、世の中をよりよくするために仕事をしている」ということをブランドメッセージの中に入れました。


大木

僕は、多くの人が思っている以上に、モーショングラフィックデザインに価値がある、可能性があると思っています。例えば、街中のサイネージや道路標識のような、もっと別の場面でも使えるのにとよく考えるんです。サイネージの意味が伝わらずに怪我をしてしまった、あるいは迷ってしまった等、もっと人が安全に暮らしていくために、それらのデザインが動いていると伝わりやすいですよね。何年か後には「何で今まで動いていなかったんだろう」と思うくらい、当たり前に生活に浸透していく可能性があると思います。CGやVRも、世の中にないものを形にする、仮想を形にするものですが、モーショングラフィックデザインは、どちらかというと言語等のコミュニケーション手段に近いと思います。つまり、モーショングラフィックデザインは、ただの動くグラフィックデザインではなく、想いや思想を伝える手段です。伝える手段としてのモーショングラフィックデザインは、無限の可能性を秘めていますよね。


加藤

そうですね。そういった意味では、モーショングラフィックデザインの可能性を本当に理解している人はまだ少ないのかもしれません。EDPはモノづくりが好きな人の集団なので、「よりかっこいいデザイン、モーションを作りたい」という部分を突き詰めている人も多いです。それはもちろん素晴らしいことで、デザイナーとしてあるべき姿の一つだと思います。ですが、モーショングラフィックデザインをあくまで「伝える手段」として捉え、もっと幅広いフィールドで活用していこうというマインドがこれからは必要だと感じています。ブランドメッセージに「for Human life」と明言したのも、そのマインドを持っていこうよ、という思いを込めています。

ー「EDP graphic works」とはどんな存在でしょうか?


大木

僕がEDPと仕事をするのは、ただ(デザインを)動かして欲しいからではなくて。。クライアントにとって良いものを提案することも大事ですが、本当はそれだけではなく、クライアントも気づいていなかったような根本的な課題を見つけ、解決策やアイデアを持っていきたいと考えているんです。クリエイティブなチームと一緒にディスカッションしながら作ることで新しい発見が生まれることもありますし。また、どれほど資料を見せ説明しても伝わらなかったことが、映像を使って共通のビジョンを見せることで途端に議論が前へ進むようなことが起こり得ると思うんですよね。複雑なことをわかりやすく伝えたり、想像しやすくできるのがモーショングラフィックデザインの強みですし、一緒になって考えてくれるチームがEDPだと思います。


加藤

現時点でEDPは、モーショングラフィックデザインが得意な集団ですが、今後は、モーショングラフィックデザインを一つの手段とも捉えて、その先の「世の中をよくしたい」という思考ができるチームにしていきたいと思います。これからの取り組みでその姿勢を感じていただければ嬉しいです。

Brand Video

モーショングラフィックデザインは未来のビジョンを視覚化したり、難しい内容をわかりやすく伝えたりすることができます。コミュニケーション手段の一つとしてモーショングラフィックデザインを活用することで、人々の生活は今よりもっと豊かになるのではないでしょうか。見る人の心を動かすような映像をEDP graphic worksと一緒に作りませんか。

大木 秀晃 (おおき ひであき)

OOAA inc. CEO 代表取締役/クリエイティブディレクター


1982年大分県生まれ。2005年博報堂入社、2010年より博報堂ケトル参加。課題解決のために、呼吸するように企画できるのが強み。国内賞では、ACCグランプリ・総務大臣賞、TCC賞、JAAA新人賞ほか。海外賞では、CANNES LION, D&AD, CLIO, ONE SHOW, NYADC, ADFESTほか。2017年CANNES LION DIRECT部門審査員など。 株式会社アイスタイル社チーフクリエイティブオフィサー 兼 株式会社Dot & Space 共同CEO、株式会社OOAA代表取締役社長。

Interviewee   加藤 貴大 (EDP graphic works Co.,Ltd.)

Photo          谷口 大輔

Text      大野 泰輝、柴田 綾乃 (EDP graphic works Co.,Ltd.)